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延岡市では初となる海外からの修学旅行生が2018年11月6日、同市入りし、市役所で歓迎式があった。
来延したのは、台湾・新北市にある南山高級中学の生徒32人を含む引率教諭ら35人。高級中学は、日本の高校の普通科に相当する。一行は5日に空路鹿児島県入り。鹿児島市内に1泊し桜島など同県内見学後、6日に宮崎県入りし青島などを訪ね、午後4時過ぎに延岡入りした。
市役所正面玄関前で市職員らの歓迎を受けた一行は、そのまま2階講堂での歓迎式に出席した。
歓迎式では読谷山洋司市長が「修学旅行先として延岡に来て頂き、心から歓迎します。農泊体験する家庭の人たちは大変優しい人ばかりです。滞在期間中は農泊家庭の方々とともに延岡市としても心を込めておもてなししたい」と笑顔でお出迎え。
修学旅行生を受け入れる延岡ふるさとツーリズム協議会の安藤重徳会長も、「民家に泊まることに不安もあるかもしれないが、受け入れ家庭の顔ぶれを見て、自分のおじいちゃん、おばあちゃんに似ているなという感触を得たのでは。硬くならずにゆっくりと2日間過ごしてほしい」と呼びかけた。
これに対し、引率教諭の陳炳霖(チン・ビンリン)さんが「盛大な歓迎に心から感謝します。2日間の生徒たちのホームスティ体験では、地元の人と交流してたくさん良い思い出を持って帰りたい」とお礼。また生徒を代表し荘雅筑(16)=ショウ・アーチク=さんが「盛大な歓迎式に驚き増した。今回のホームスティ体験をみんな心から期待しています。短い期間ですがお互いに良い思い出をつくりましょう」と期待を述べました。
この後、それぞれが民泊する8軒の代表と対面。生徒たちはそれぞれの家庭に向けて出発した。
一行は延岡市内の農家民泊で2泊し、日向高校生との学校交流会、今山八幡宮での茶道体験などに臨み、8日に高千穂峡経を散策する。その後は大分県別府市、福岡市で宿泊し10日に帰国する予定。